5月7日(日)は4年ぶりに「半僧坊大権現御開帳」を行います。開催は10時から15時(法要は10時半~)
当日の特別拝観(仏殿、客殿、書院)
「大人600円、小人300円」
別に書院での「お茶席券500円」となっております。
半僧坊大権現のお堂や境内はフリーです。(以前開催していた「手作り市」は非開催)
「半僧坊大権現(はんそうぼうだいごんげん)」は、静岡県浜松市引佐(いなさ)町奥山(おくやま)にある臨済宗の大本山方広寺の鎮守様です。 正平5年(1350)、同寺開山となる無文元選(むもんげんせん)禅師が留学先の中国明州より船で帰国の折、東シナ海で暴風雨に遭遇し船が沈まんとした時、一筋の光が差し、鼻の高い異人「半僧坊」が船首に現れ、「私は禅師が帰国され正法(仏法)を伝え広める為に、故国へお送り申します」と叫んで、遭難の危機を乗り越え無事に博多の港へ送り届けたと言われております。 後に禅師が方広寺を開いた時に再び現れ弟子となり、禅師没後「このお寺を護り、世の人々を苦しみや災難から救いましょう」と言い残し姿を消し、以来鎮守となりました。 明治14年(1881)に、その方広寺の伽藍が大火に遭い、再建の為に勧進され全国に広まりました。當山の「半僧坊」は、明治末期に相国寺住職の荻野独園管長が相国寺山内に御分身を勧請することを強く願われたもので、さらに大正7年(1918)に当時の高橋無傳眞如寺住職が相国寺より眞如寺境内に遷座して今日に至るもので、平成30年(2018)で満100年となりました。
眞如寺は16世紀後半より今日まで、宝鏡寺門跡(上京区寺之内通堀川東入・人形の寺)の菩提所としての役割を果たしています。眞如寺勧請開山の無学祖元、勧請開基の無外如大尼の深縁を慕い、天正4年(1576)に宝鏡寺第17世の花屋尼理春が埋葬されたのがはじまりで、境内には歴代の墓地があります。
法堂には、宝鏡寺歴代のうち特に第19世「月鏡軒尼」、第20世「仙壽院宮」、第21世「高徳院宮」、第22世「本覚院宮」の四人はお像が作成され、安置されています。
勧請開基「無外如大尼像」をはじめ、尼僧像が計五体あることは非常に珍しく貴重なことですが、歴代門跡像は明治期とされる修復以降、修復がなされず傷んでおりました。
宝鏡寺(公式ホームページ)
2014年、これらのお像が研究者や関係各位のご尽力で「尼門跡寺院の文化財保存修復事業」の助成対象となり修復が開始されました。その後、継続的に修復が進行し、2019年春の四体目のお像修復完了をうけて、昨年は記念の特別拝観を2019年5月5日(日・祝)から2019年5月12日(日)までの8日間行いました。特別拝観期間中には、修復事業に関わった宝鏡寺門跡、研究者、お像修復技師の方々による「記念講演会」も開催いたしました。
中世日本研究所(公式ホームページ)
萬年山眞如寺は、臨済宗相国寺(しょうこくじ)派に属し、大本山相国寺の山外塔頭(さんがいたっちゅう)です。ご開山(かいさん)は無学祖元(むがくそげん)禅師(仏光国師)、本尊には宝冠釈迦如来をお祀りしています。
寺の歴史は、弘安9年(1286)に無外如大尼(むがいにょだい)によって創庵された「正脈庵(しょうみゃくあん)」にさかのぼり、暦応5年(1342)に無学祖元の法孫である夢窓疎石(むそうそせき)(夢窓国師)を迎え、足利尊氏の執権高師直(こうのもろなお)、尊氏弟の足利直義の外護を受け寺院として伽藍整備され、室町幕府の手厚い保護を受け、衣笠山麓の風光明媚な地に緑豊かな境内を有しました。
その後は、江戸時代の明暦2年(1656)に後水尾(ごみのお)上皇によって法堂(はっとう)(仏殿)が再建、また客殿(方丈)には、江戸後期京都画壇の絵師の一人、原 在中(はら ざいちゅう)によって襖絵「四季花卉(かき)図」「西湖図」などが描かれています。
近代に入り大正7年(1918)には、遠州奥山の大本山方広寺の鎮守「半僧坊大権現(はんそうぼうだいごんげん)」の御分身を新たな鎮守として勧請するなどして、現在に至っています。
相国寺(公式ホームページ)
- Information on the precincts -
近年では、環境の著しい変化により、カキツバタのような湿地を好む植物が自生できる場所が減少しております。
そんな中、当寺は立地や地形の影響により敷地内にある池に自然と雨水が貯まるようになっています。いわゆる雨庭の役割を果たす場所があります。例年、5月上旬から5月中旬になると池一面に広がる美しいカキツバタを鑑賞することができます。
- Access -
〒603-8346
京都市北区等持院北町61
電車:京福電鉄 等持院駅下車 徒歩約5分
バス:北野白梅町バス停下車 徒歩約10分
〒 603-8346
61, Tojiinkitamachi, Kita-ku, Kyoto-shi, Kyoto
Get off train at The Keifuku Randen Tram Line Tojiin Station, walk for about 5 minutes
Get off bus at Kitanohakubaicho, walk for about 10 minutes
予約時に申し込んだ人数の追加や変更は可能ですか?
各日とも定員10名となっておりますので、定員内での人数の変更は可能です。
希望日が既に予約満了でした。もしキャンセルが出たら知らせてもらえますか?
キャンセル待ちのご案内はいたしておりません。ご予約可能日の最新情報は当サイトのカレンダーをご確認ください。
予約をキャンセルしたいのですが、キャンセル料金などはありますか?
キャンセルをご希望の場合は、ご予約の際にお手元に届く予約完了メッセージにご返信ください。キャンセル料金等はございませんので必ず事前にご連絡ください。
予約日や時間、人数を変更したいです。
予約日や時間について変更をご希望の場合は、カレンダーの予約状況を確認の上、新規にご予約をなさってください。また、同時に前回予約時のメッセージまで不要になったご予約のキャンセルについてご連絡をお願い致します。人数の変更につきましては、ご予約時にお手元に届くメッセージ宛にご連絡ください。
受付から拝観終了までの流れを教えてください。
西門と南門いづれからでも境内にお入りいただくことは可能です。お車、バイク、自転車でお越しの方は、西門から入って南側にございます専用の駐車場をご利用ください。ご予定より早くご到着された方は境内をご散策くださいませ。ご予約の時間になりましたら客殿の入口までお越しくださいませ。住職または寺の関係者がお待ち致しております。受付票への記入、拝観料を頂戴した後に寺や拝観のルールについて5~10分程ご案内させていただきます。その後、非公開場所である襖絵や書院の方へご案内させていただきます。その後、書院或いは境内でお時間までご自由にお過ごしくださいませ。尚、御朱印をご希望の方は、受付の際にお申し出くださいませ。お帰りの際にお渡しさせていただきます。
境内内は自由に撮影可能ですか?
撮影禁止場所には張り紙などのインフォメーションをご用意しております。
大型バスで行くことはできますか?
周辺は道が狭いため、大型・中型バスは通行できません。小型・マイクロバスでお越しの場合は南門前で降車いただき、徒歩にてお越しください。尚、バス用の駐車場はございません。
自転車やバイクの駐輪場はありますか?
参拝者用駐車場を駐輪用のスペースとしてご利用いただけます。
車椅子で拝観することはできますか?
客殿は段差があるため車椅子でお入りいただくことはできません。また、境内は砂利道、石畳となっております。
学生や団体、障がい者の割引はありますか?
1コマあたりの貸し切り料金とさせていただいておりますので、割引料金などの設定はございません。
拝観期間以外での拝観はできますか?
時期によっては可能です。希望日、人数、ご連絡先を明記の上、詳細をメールフォームからお送りください。(日程、時間によってはお断りする場合がございますのでご了承ください)
かしきりもみじ(秋の特別拝観)以外に関するお問い合わせについて
かしきりもみじ(秋の特別拝観)に関連しない内容で当寺にご連絡が必要な方は、075-461-1973までご連絡ください。
著作権について
当サイトはリンクフリーですが、本サイト及び本サイト上に掲載される個々の文章、写真、商標、ロゴマーク、その他の著作物に関する著作権は、真如寺またはその他の権利者に帰属します。
著作権法により認められる場合を除き、本サイトのコンテンツを当寺、またはその他の権利者の許諾を得ることなく、複製、改変、各種メディアへ転載する行為は著作権法により禁止されています。